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青森2連戦レポート vol.2 "スキンスーツ"

初開催の大鰐、コース全長の約半分を占める
後半のペダリングセクションがタイムに大きく影響する
ということで、Gクロスホンダチームがスキンスーツを
持ち込んだことを、皆さんご存知でしょうか。

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長いペダリングセクションを持つ大鰐のコースならではの
秘密兵器だったと思います。
でも、実際にどれくらいの効果があるものなんでしょうか?
そのことについて話してくれたのは、朝霞研究所の澤田さんです。

「大鰐にやってきて、木曜日の朝、コースを歩いてみると、
ゲレンデセクションは長いし、海からの風が吹くと向かい風になるし、
これはエアロが効くなと思いましたね。
大鰐の前にイタリアの世界戦に行ってきたんですが、
コースを見てびっくりしました。
シングルトラックはコースの3割程で、残りの7割は
オープンゲレンデをかっ飛ばすようなレイアウト。
(Gクロスホンダ)ワールドチームのマーチン監督が言うには、
ウエアの空気抵抗だけで数秒は変わってくるとのことでした。
グレッグは南アフリカのジャージの袖や裾の部分を
うしろ側で縛って走りましたし、他の選手もプロテクターなしの
クロカンウエアだったり、フェンダーを外したり、
色々やってましたね」

しかし、Gクロスホンダチームといえど、スキンスーツの準備は
ありませんでした。もちろんウエアメーカーとの契約があるので、
現場の判断で勝手にウエアを変更することはできないのです。
スタッフはすぐにウエアメーカーに連絡をとり、ウエア変更の
承諾をとりつけました。そして、今度はクロカン用のパンツを購入
するために現地の自転車店にクルマを走らせたのでした。

ジャージに関しては、市販されているクロカンウエアは、
色々なメーカーのロゴがプリントされているために使えず、
さらにクルマを走らせて、市内のスポーツ用品店で購入したそうです。
そうやって、即席で準備されたスキンスーツ(?)に井手川、内嶋の
2人も初めは「カッコ悪い」「罰ゲームみたい」と難色を示します(笑)
しかし、「それでタイムが縮まるなら」と、すぐにそれを受け入れます。

ジャージ、パンツ、フェンダーレスの3点セットを選択した亮君に
対して、直樹はジャージのみを着用しました。
ぶっつけ本番でいつもと違うパンツを履くことで起こりうる、
サドルの滑りなどを懸念して、見送ったようです。
タイムセッションも予選も好調で2位以下を大きく引き離して
いましたから、新しいものをぶっつけ本番でトライして、
それまでの良い流れを壊したくなかったのかもしれません。

亮君は元々、ペダリングコースを得意としていませんし、この日も
「2位狙い」を公言していましたので、プラスになることなら、
何でもトライしてやろうという、気持ちなのでしょう。
この辺りは、ふたりの心境の違いがわかって面白いところです。

レース結果は皆さんご存知の通りです。「2位狙い」の亮君が、
予選タイムを約6秒縮めるエアロ効果?で優勝。
しかし、金曜のタイムセッションから絶好調だった直樹は、
予選タイムを更新することすらできずに3位に終わりました。
「勝ちを意識するあまりに、気負いすぎてスムーズな走りが
できなかったのが原因」と語ってくれましたが、同時に
「人生最大ですよ」と言うほどに、悔しそうにうなだれていたのが
印象的でした。

このレースでは、由起夫が初めての表彰台に登る嬉しい出来事が
ありました。このことについては、またそのうち書きたいと思います。

2005-09-28-03:35